今日はスーパーのポイント5倍デーだったのですが、つい買いすぎてしまって、一人暮らしなのに5人分の晩ご飯が出来上がってしまいました。
よくあるシュチュエーションとして
「あの、これ作りすぎちゃったんですけど……」
というのがありますが、うちのアパートの場合、両隣がめちゃくちゃ喘ぎ声が大きいカップル、大音量でバーチャルユーチューバーの動画を再生する人、そして上の部屋は深夜から早朝にかけてドラムを演奏する人と、あまり関わりたくないタイプのアパートなので1人で食べきるしかありません。
僕も何か騒音が発生する趣味を始めたい気もするのですが、スピーカーよりヘッドホン派ですし、だからといって5.5畳の部屋で1人で歌うというのも気が進みません。
最近は隣のカップルに対抗して壁に密着させたスマホでAVを流してみたのですが、普通に壁ドンされました。
なんで?
芭蕉です。
さてフォロワーのみなさん、春の七草というのをご存知でしょうか。
芹(せり)
薺(なずな)
御形(ごぎょう)
繁縷(はこべら)
仏の座(ほとけのざ)
菘(すずな)
蘿蔔(すずしろ)
の七つが一般的に知られている七草ですね。小学生の頃頑張って暗記したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕は覚えてませんが
お正月に贅沢をしたお腹を休憩させるために、七草と呼ばれる野菜をお粥にして食べたりする風習だそうです。
明日から大学が始まる僕も、連日の具なしカレーの生活できっとお腹も疲れているだろうと思い近所のスーパーに春の七草を求め買い物に行ったのですが、残念なことにどれもそこそこ高い。
春の七草、高いんです。
でもせっかくだし何かイベント感のある食事をしたい……
しかし一般的に知られている春の七草はお値段が高い……
だったら新しく7つの野菜を加えてしまおう!!
時代も令和になりました。
平成の間に大ヒットしたAKB48は、あの人気を誇りながらセンターメンバーが抜けて新しいメンバーが加わるなど、グループの名前は変えずに中身は変わって行くということがありました。
音楽ユニットであるClarisなんかは、2人組で1抜けて新メンバーを加えたのに、ユニット名はそのままClarisを使用しています。
2人のうち片方抜けたら、普通はもう別物ですからね。
水とカレールーを混ぜたらカレーですが、片方を入れ替えて水とポン酢を混ぜたらただの薄めたポン酢です。
これをカレーと言い張るのは無理があると思われます。
ですがそういったことが寛容にも受け入れられる時代。
だったら春の七草も入れ替わったって問題ないでしょう。
ということで、今日は僕のPayPay残高で買える範囲で集めたNEW春の七草をご紹介したいと思います。
まずひとつめは、
①キャベツ
キャベツです。
食べやすく調理してあるものも多く、お財布にも優しい優れた野菜です。
僕も幾度となくキャベツに助けられてきた日々があります。
そしてお次は、
②キャベツ
キャベツです。
ビタミンC、ビタミンUが多く含まれる野菜ですね。
風邪予防にもなり、体調に不安を感じるお正月明けこそしっかりと食べておきたい野菜です。
さてお次は、
③キャベツ
キャベツです。
あまりイメージはありませんが、キャベツにはカルシウムも多く含まれます。
カルシウムには血液の凝固を促して出血を予防する働きもありますし、キャベツに含まれるビタミンCやビタミンKと合わせて骨を丈夫にする効果も期待できます。
お正月だからといってだらけがちだった身体に与えておきたい栄養素ですね。
さてみなさん、そろそろ見た目が変わらなくて飽きてきた頃でしょう。
そろそろ変わり種といきましょう。
④キャベツ
キャベツです。
キャベツは生で食べるのがおすすめですね。
長時間加熱すると水溶性であるビタミンCやビタミンUが溶け出す心配があるので、生のままか、軽く炒めるくらいがちょうど良さそうです。
「どうしてもキャベツに熱を加えたい!!」
という信念をお持ちの方は、スープなどにして汁も飲めるようにすると、溶け出したビタミンも摂取することができます。
が、キャベツに熱を加えたいという理由でスープを作る人には関わりたくありませんね。なぜなら怖いからです。
さてお次の七草にナンバリングされたのは、意外にもこの野菜でした。
⑤キャベツ
キャベツです。
キャベツは生で食べるので早めに消費するイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、意外と冷蔵庫保存で2週間ほどはもつそうです。
しかしカットしたキャベツは切り口が変色してしまいますよね。食欲的にあまりよろしくないので、丸ごと買った場合は必要な分だけ葉を剥がして切るのが良さそうです。
さて突然ですがフォロワーのみなさん、普段「かわいい名前の食べ物を食べたい!」と思うことはありませんか?
僕の場合はタピオカを食べる時の動機は10割それなのですが、タピオカもそろそろ飽きてきた頃でしょう。
そこでみなさんにお勧めしたい野菜があります。
それがこちら、
⑥キャベツ
キャベツです。
フランスではキャベツを"chou"というそうです。
しかしこれだけだとあまり印象深くはありませんよね。
ですが安心してください。きちんとかわいく思える理由を用意しております。
フランスでは愛情表現として男女が呼び合ったり、子供に対して言ったりするとき、"mon chou"と呼ぶ習慣があるようです。
🇫🇷mon chou.
🇫🇷mon chou!?!?
キャベツじゃん!!!🥬🥬🥬
これはもうかわいいですね。
こんなにかわいい名前の野菜があって良いのでしょうか。
あと関係ないんですけど、キャベツと打ったら変換候補に出てきた🥬←こいつ、キャベツには見えません。
さてお次はいよいよ最後の七草。
僕のPayPay残高も厳しくなってきましたし、最後はどこでも手に入るお手頃な野菜にしておきましょう。
こちらです。
⑦キャベツ
キャベツです。
お手頃な値段、簡単な調理方法、豊富なビタミンにカルシウムなどの栄養素、そして保存が効いてその上で呼び方もかわいい。
そんな理想的な野菜が、今回のNEW春の七草のトリを飾ることとなりました。
キャベツにだったら、新たな伝統を背負って行くだけの器量はあると思われます。
さて、ここまで紹介してきたNEW春の七草を並べてみましょう。
壮観ですね。
左上から、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツです。
春の七草の難点として
「覚えにくい」
というのがありましたが、NEW春の七草でしたら覚えるのも簡単です。
実はこの7つ、並べて読むと韻を踏むことができるんです!!
試しに声に出して読んでみてください。
キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ。
全ての野菜の名前の母音、文字数、リズムが一致するという奇跡の並びです。
こんなに理想的なNEW春の七草があってよいのでしょうか。
しかもこの7つ、全て調理法がお同じなんです!
もしこれが普及した場合、全国の小学生たちは苦労して春の七草を覚える必要がなくなり、お料理当番の方々はわざわざ多くの手間をかけて一つの料理を作る必要もなくなります。
なんと計算された春の七草なんでしょう。
みなさんも、今年はNEW春の七草でお正月を締めくくってみてはいかがでしょうか!
僕は近いうちに医者に診てもらいます。
これから5人分のキャベツを消費しなければならないので、今日はこの辺りにしておきます。
それでは。