フォロワーのみなさんはコラボカフェ、知ってますか。
アニメなどのキャラをモチーフにしたジュースやランチを楽しむことができる施設です。
メニューやコラボ先は期間限定で変わったりすることが多いようです。
僕も以前2回だけ行ったことがあるのですが、せっかくなら全力で楽しもうと思い、コラボカフェに行く2週間前からお茶も含めた味のある飲み物を一切摂取せず(コーラやカルピスなどジュースは"この世になかったもの"と自己暗示を繰り返した)、最高に舌が飢えた状態で向かい600円のジュースを5杯くらい飲みました。
1杯目のジュースを口にした時、なぜか涙が出てきたのを覚えています。
確かその時は5000円くらい使いました。
そう。お金がかかるのです、コラボカフェ。
まあそういうのに関しては内装が凝っていたり、コースターが貰えたりして結果的に値段はトントンになるのですが(値段はトントンになります、ぼったくられていません、いいですね?)……
ただコースターが欲しくてジュースを飲んでいたフォロワーを横目に、僕は自分に変な苦行を課してしまったせいか、頭に変なバグが起こってしまいました。
この美味しいドリンクを家でも飲みたい。
じゃあ作ってしまいましょう!!!
コラボカフェにありそうな美味しいドリンク!!!
ということで今回はなるべく多くのフォロワーにわかりやすいように
(画像引用:少女☆歌劇レヴュースタァライト公式サイトhttps://revuestarlight.com)
少女☆歌劇レヴュースタァライトのキャラクターをモチーフにしたドリンクを作っていこうと思います。
しかしここで大きな問題が発生しました。
スタァライト、コラボカフェが既にある。
既にあるどころではない。
また、ある。
嘘でしょ?
何がまずいって、この記事を書き始めて材料を揃えきったところで情報が解禁されたということです。
引くに引けません。
このままでは意味もなくたくさんの種類のドリンクが家にある一人暮らしの寂しい男子大学生になってしまいます。
一瞬フォロワーをイメージしたコラボドリンクを作ろうかとも思ったのですが、誰からも許可をもらえなかったら寂しいし何よりイメージカラーがない。
コラボドリンクを作るにあたってイメージカラーは重要なポイントの1つとなります。
これがないでは何も始まりません。
じゃあどのようにして既に公式で出ているドリンク、またこれから出るであろうドリンクと差別化を図るか。
あまりに似すぎていると例え頑張ってつくったものでも見る側からすれば面白みがありません。
パクリになってしまうと最悪です。
だからといってあまりにキャラからかけ離れていても根底が変わってしまう。
どうしましょう。
こうしましょう。
お酒使っちゃおう!!!
スタァライトのコラボカフェは全年齢対象。
つまりアルコールは今のところメニューにありません。
これならいけるはず。
そして自分ルールとして
1)2種類以上のドリンクを使う
2)着色料は使わない
3)全部飲む
以上の3点を守ってカクテルを作っていきたいと思います。
……という書き出しから、次々に綺麗なカクテルを並べて完璧な記事を作って行くはずだったのですが、ここで予想外なことが判明します。
めっちゃ難しい……😭
めっちゃ難しいのです。
カクテルといえば、このような二層に分かれたお酒を想像する方も少なくないはず。
少なくとも僕はそうでした。
お店でカクテルとか飲んだことないので知りませんが……
なので当初は
「たぶん密度とか把握してれば簡単にできるだろうから全員分+スタリラキャラとかできるかな〜」
と舐めたことを考えていたのですが、よく考えたら僕はセンターが終わった日の夕方に文転したアホ大学生なので化学の知識は高校生レベルしかありません。
思えばこの時点でやめておくべきだったのです。
しかし僕は無謀にもウキウキした気持ちとともに買い出しに出かけてしまいました……
そして8時間。
8時間、全員分の色の飲み物を探して東京を練り歩きました。
真矢ちゃんやクロちゃん、ばなななんかは簡単でした。
カルピスや、その辺に置いてるマンゴーのお酒、ばなななんてバナナジュースがその辺にゴロゴロ転がってます。
しかしはじめにつまづいたのは香子。
ピンクの飲み物、あんまりなくね?
飲み物が二層に分かれる原理はその飲み物の糖度の比率が大きく関係してきます。
そしてそれよりもさらに上に行きやすいのがアルコール。
なのでパッと思い浮かぶ外国のスポドリみたいなアレやさっぱり系のジュースは中途半端すぎて使えません。
使うならねっとりした甘いやつとアルコール……そう考えた僕は近所のスーパーでは香子の元を用意できず、自転車をしゃこしゃこと漕いで遠く離れたAEON MALLに向かいました。
素敵な響きですね。
そして少し探すと見つかりました。
桃のお酒!
大好きだよAEON MALL……😘
ではまずふたかおのなんちゃってカクテルを作ってみましょう。
つかうのはこの2つ。双葉ちゃんは少し濃い気もしますがぶどうジュースを使います。
前述した通りさっぱりしたものは使いづらいと素人判断しました。
さてまずはぶどうジュースをグラスに。
あんまり画像を見ると僕が写り込んでいるのかもしれないのでやめてくださいね///
そしてここに香子の元を投入。
ピーチに対して「ぴちぴち」というオノマトペを感じたことは一度もないのですが、今回はまあ置いておきましょう。
きっと綺麗に2色に分かれるんだろうな〜
楽しみだな〜
?
なんで?
なんということでしょう。
完全に混ざってしまいました。
もはや元からこの色だったのでは?
と勘繰ってしまうほどです。
何がまずかったのでしょうか。
素人の僕には何もわからないので、とりあえず飲んでみました。
あ〜〜めっちゃさっぱりしてる〜〜〜〜!!!
こりゃだめですわ。
わざわざ糖度という1つしかない知識を総動員したのに、それをこなせていませんでした。
やっちゃった。
だってぶどうジュースねっとりしてそうだったんだもん……
しかしこれで敗因はわかりました。
次はねっとりしたものを使う。
ということで2つめは、
真矢クロのなんちゃってカクテル!
さあこれならどうだ。
クロちゃんのお酒はあえて炭酸を選びました。
シュワシュワしてると上に行きそうなので……
そしてカルピスはヘルシーじゃないやつを選択。
抜かりはありません。
僕の辞書に「2度めの失敗」という言葉ありません。
やってしまいましょう。
?
なんで?
カルピスを注いだときは勝利を確信しました。
「ねっとりしてる!! いけるぞこれは!!!」
そして5畳半のアパートの部屋の中、満面の笑みでマンゴースパークリングを投入。
カルピスに飲み込まれていくマンゴー。
マンゴーと融合していくカルピス。
そして混ざり合う白とオレンジ。
ある意味最強の真矢クロわかり手ではありますが、僕はツンツンしてる真矢クロも好きです。
なんてことでしょう。
僕の辞書に「2度めの失敗」という言葉が書き込まれてしまいました。
今回の敗因は何か。
まあ「炭酸は上に行く」という幼稚園児のような推測でしょうね。
泡が上に行くからって液体が上に行くとは限りません。
ヘリウムが軽いから風船は上へと向かっていきますが、絵の向上心だけ上に向いていながら布団に転がっているだけの僕は全く画力上達の兆しを見せません。
つまりそういうことなのでしょう。
では次の勝利のためにはどんな対策をすれば良いのか。
今回は真面目に考えました。
こうみえても受験期は化学が得意で、高校の偏差値は60ちょいありましたからね。
プライドだけはあります。実力は知りません。
確実に上に層を作るもの。
度数が高いアルコール。
次はアルコール度数が20%を超えるアルコールを使おう。
しかしまだ20歳になって間もない、大人の赤ちゃんである僕にはそんなに度数の高いアルコールなど知りません。
ストロングゼロがヤバイことと、ウイスキーがはちゃめちゃなことくらいしか知識はありません。
しかしウイスキーは茶色。
残念ながら茶色がイメージカラーの舞台少女を僕は知りません。
こうなったら舞台少女カラーの度数が高いお酒を探すしかありません。
僕は再び立ち上がりました。
しかし立ち上がった僕にはもう今月の食費しか残されていません。
"あそこ"を頼るしかないようです。
激安の殿堂! ドンキホーテ〜〜!!
みたいなリズムですね。
はい、続けます。
ドンキホーテ。とにかく安いこのお店でなんとかお酒を探すしかありません。
……と意気込んで入っていった僕ですが、都会のあまりの人の多さと所狭しと並ぶお酒の棚に、なかなか目的のものが見つかりません。
糖度の問題ならブルーハワイシロップとかで解決できるのでは? というのも脳裏をよぎったのですが、秋目前のこの季節にそんなものは売ってません。
う〜ん、諦めるか……
そう思い上を見上げた僕の視界に、見覚えのないお酒が飛び込んできました。
うお!!!
なんだこれ!!!
アルコール分24%で、しかもめっちゃ青い!!
ひかりちゃんで使える!!!
ブルーキュラソーという名前のお酒らしいです。
なんかポケモンで聞いた覚えありますね。
しかも「キュ」が「カリキュラスブロッサム」の「キュ」と被っているのでミジンコと同レベルの共通点はあります。
お値段1600円。
松屋の牛丼が4回食べられてお釣りがきますが、目的を前にした僕に空腹なんぞが勝てると思ったら大間違いです。
早速レジを通って家に持ち帰りました。
どん。
ひかりちゃん色のブルーキュラソーと、華恋ちゃん色のアセロラドリンク、そして氷。
おそらく前回と前々回の失敗はお酒を注ぐ勢いにもあったように思えます。
であれば、氷を伝せてゆっくりと注げば解決できるはず。
対策に対策を重ねた僕に不思議な緊張感が走ります。
まずはアセロラドリンクをコップに注ぎます。
多少色が薄い気もしますが今回はスルー。
きっと青と並べば濃く見えるはずです。
そしてさらに対策を重ねる。
氷の前にスプーンを用意し、スプーン➡︎氷➡︎表面の順番にブルーキュラソーを注ぎます。
これなら完璧なはず。
こんなに対策を練ったのは初めてのポケモンだったパールでのシロナ戦以来です。
ミカルゲのためにムクホークにインファイトを覚えさせたり、ガブリアスを倒すためにユキノオーを育てたり、ドダイトスが氷タイプの技で瞬殺されたりした思い出が蘇ります。
技を選択した後一瞬画面が固まったかと思うとシロナがかいふくのくすりを使ったあの瞬間の絶望は忘れることができません。
そんな思い出がよみがえりつつ、心の中でドダイトスを思い浮かべて、いざブルーキュラソーを注ぎます。
さあ来い、かれひかカクテル!!!!
?
なんで?
え、濃くなってね?
むしろ濃くなってる。
なぜ。
しかもこれ、
後ろからライトを当てると宝石みたい……✨
綺麗ですね。
こうしていると僕の丸一日かかった失敗も少しは忘れることができそうです。
いや忘れられるか!!!
何円かかったと思ってるの!!!
今回は軽い気持ちでトライしたなんちゃってカクテル、3戦中3戦とも失敗に終わってしまいました。
そして残された数々のお酒。
迫り来る公式のコラボカフェ。
八方塞がりではありますが、監督が「みんな好きすぎでしょ」と不平を漏らした伝説のある最強のカップリングじゅんなななや、カップリングを組む際毎回微妙な立ち位置になるあの子はまだ試していません。
これからじわじわスキルをあげて、いつか完璧なインスタ映えオタクドリンクを作りたいと思います。
それまでフォホワー、首を洗って待っていてください。
追伸
残ったお酒飲むの誰か手伝ってください。