フォロワーあのね

フォロワーあのねと思ったことを書きます

雨の日と声優オーディションの話

 

 

今日は教習所の実習で高速道路を走りました。

 

 

加速車線で80キロとか出たときは

 

「遺書書いてなかった!!!!」

 

って叫んでしまいましたね。

 

教習車と並んで僕の走馬灯も走ってました。

 

 

2人1組で行きと帰りで運転手を交代するタイプの実習だったのですが、大人の運転とは違い2人ともへにょへにょの技術で運転してたので心労がすごくて、先生に

 

「じゃあ2人とも、お互いの良いところや悪いところはある?」

 

と聞かれた時に、何も浮かばなくて

 

「薬指のネイル、いちごみたいでかわいいですね」

 

と答えました。

 

あちらは

 

「速度は安定してるんですけど、車体の位置がたまにずれてましたね」

 

と丁寧に答えてくれました。

 

誰もボケを拾ってくれなかったし、ふぁぼもしてくれなかったのでかなり恥ずかしかったです。

 

女性と歩いてる時に雨が降ってたので風上に立とうとして、足を滑らせて転びそうになった時くらい恥ずかしかったですね。

 

よく考えたらこの話をするのも恥ずかしいです。

でもきっとこの文章は消さないだろうしこのままアップロードするのだろうと思います。

 

やっぱり僕、Mなのかな。

 

一応しばらくはネイルと雨の日については触れないでいようと思います。

 

 

 

そうそう、雨の日とゐェば、つい最近あの話を思い出しました。

 

まだフォロワーにはしてませんよね、僕が声優オーディションの2次先行まで進んだ話……

 

時はさかのぼり○年前(一応伏せます)。

 

無事大学に受かり上京することになった僕は、住む場所も変わって心機一転、何か新しいことしたいな〜というティーンらしい気持ちがありました。

 

そんな気持ちを抱えてたのにもかかわらずベッドの上でツイッターをしてると、リツイートで何か流れてきました。

 

 

声優オーディション開催!

会場:東京都○○区〜〜……

 

 

オーディション、東京!!!

 

 

僕はクラシックバレエをしてたので「オーディション」という字面は自分にとってかなり刺激的で、何か新しく始めようとしてた時期にぴったりの言葉でした。

 

そして東京。

 

受験も終わり暇だった僕はその日のうちに勢いだけで動き出してしまいました。

 

なんかフォーマットに個人情報やメアドを打ち込み、早口言葉や漫画のセリフなどを録音して添付し、会社的なところに送る。

 

あ〜〜新しいことした、満足!

 

 

その日のうちに送ったことは忘れてしまっていました。

 

ティーンなので……

 

 

それから数週間後。

 

東京への引っ越しも済んで、大学が始まるまでしばらくダラダラしてた僕のもとに見覚えのないアドレスからメールが届きました。

 

迷惑メールかな?

 

 

【2次選考のご案内】

 

 

2次選考……?

 


なぜか受かってました。なんで?

 

送ったからでしょうね

 

何はともあれ、ご案内されてしまったものは仕方ありません。行くしかありません。

 

ひとまず焦った僕は声優能力検定(3級? 2級? 覚えてないけど電話で受験するやつです)を取っておいて、ある程度準備をしておきました。

 

そして2次選考当日。


緊張しすぎた僕は東京の見慣れないビル街に2時間前に到着、雨が降ってて足元の悪い中、場所がわからなくて1時間くらい同じ場所をぐるぐるしてました。

 

今思えかなり不審です。

 

そして悪いのは足元ではなく頭上です(雨は上から降ってくるので……)。

 

そしてなんとか会場を見つけた僕は変な汗を流しながら

 

「あの〜……ご案内をいただいた芭蕉です」

 

と綺麗な受付さんに話しかけて、簡単な説明と1枚の紙を受け取りました。

 

「こちらに書いたあるセリフからいくつかを選んで読んでいただきます」

 

目を通してみると、

 


ツンデレ男子]「んだよ可愛くねーな。会いたいってはっきり言えよ。言っとくけどお前みたいな女と会いたいやつ、俺くらいしかいねーから」

 

[かわいい系男子]「ん〜! このパフェ美味しいね! よかったぁ、僕ひとりじゃ来られなかったんだ、だって"女の子のお店"って感じで……あ、でも誰でも良いわけじゃないよ! ゆうかと一緒に、来たかったから♪」

 

[俺様系男子]「〜〜」

[執事]「〜〜」

[先生]「〜〜」

 

etc……

 

 

 

 

 

 


やべ〜〜〜〜ガチじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん

 

 

ん〜! この状況(上京)厳しいね! やっちゃったぁ、僕ひとりでからられる場所じゃなかったんだ、だって"勢いで来る場所ではない"って感じで……

 

しかもかわいい系男子とデートしてるっぽい女の子の名前、別れた彼女と同じ名前です。

 

シンプルに呼びにくいです。

 

しかし来てしまったものは仕方ない。

 

というか、僕がこんなだしみんなこんな気持ちなんじゃね?

 

その期待を込めて待合室(練習室)に入ると、10人くらいの男女。

 

適当に近くの人たちに話しかけて、尋ねてみました。

 

「何かそういう経験あるんですか?」

 

「声優学校に通ってます」

 

 

…………Wow!!🤗 I'm 場違I!!

 

 

聞くところによるとみんな声優の専門や劇団に入ってる人ばっかりで……

しかもよくよく募集要項みたいなの読んでみると、

 

「選ばれた方は即デビュー! 201○年放送のテレビアニメ○○○○○○○にて**役として声優を務めていただきます」

 

知ってるアニメだ〜〜〜〜

 

やべ〜〜〜〜〜〜〜〜

 

もうこの時点で頭パニックでした。しかもみんな演技すごいうまいし。

逆になんで僕ここ来れたの? すごくね?

 

もう周りの人の話聞いててもかなり世界が違ったので、

 

「新しいこと始めるとかそういうレベルじゃなかったな……」

 

と後悔しつつ、経験にはなると思い一応オーディションだけ受けて(たしか先生役とかやった気がします。恥ずかしいのでセリフは勘弁してください)、帰り道でそそくさと辞退のメールを送りました。

 

知ってるアニメで自分の声が流れるの、ちょっと解釈違いだし……

 

 

 

てな感じで、酷い雨の中を歩いているとたまにこの出来事を思い出します。

 

もしあの時自体のメールを送ってなくて、万が一にでも受かってたら、僕は今頃何をしていたのでしょうか。

 

おそらく今のフォロワーと繋がることはなかったでしょう。

そう思うとこっちの道で正解だったと思いますね。

 

でもひたすら頑張る事を見つけられていたかも、と思うと少し考えるところはありますね。

 

 

え、今の僕が最近頑張っていることですか?

 

歯磨き、ですかね……

 

 

歯磨きも楽しいっちゃ楽しいのでまあ悪くはありません。

ツイッターも楽しいしね。

 

 

あ、でも、もし声優になってたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さとひなに声をかけられるのではなく、

 

さとひなに声を"かける"ことが出来ていたのかもしれませんね…………