フォロワーあのね

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孫がまだいないのでマッサージ店に行ってきた

 

 

まだ孫がいません、芭蕉です。

 

 

今朝は一限があると思い込み8時に目を覚したのですが、よく確認したら授業があるのは来週からで、今日は課題の提出だけで出席扱いになる日でした。

つまり朝早くから起きなくてもよかった。

 

ちくしょう!

 

二日酔いで怠い体を引きずって今日もiPadを開いたのですが、いつもと違う異変がありました。

 

肩が痛い。

 

ただ痛いじゃない。

 

寝違えたとかそう言うのが可愛く思えるレベルで、本物の激痛が走ってる。

 

だんだん目が覚めてくるのと同時に痛みが襲ってきたので突然起こされてびびってるハムスターみたいな動きをしてしまったのですが、1日に10時間くらい絵を描いている僕からすると肩が痛いと言うのは非常に大きな問題です。

 

連日ストロング缶を飲んでしまったのでアルコールの影響もあると思うのですが、考えてみればここ数日、よく肩が痛むことも多かった。おそらく疲れが溜まっているのでしょう。

自粛期間は家に引きこもり延々と絵を描いてましたし。

 

一応塗る湿布をベタベタ塗り込んだり自分で肩を叩くとかしてみたんですけど、どうにも効かないし手が届かない。

 

理想で言えば今すぐ孫からもらった肩叩き券を使いたかったのですが、肩叩き券なんてもらったことないし、そもそも孫なんていないし、僕は大学生で彼女もいないのでなにひとつ持っていませんでした。

 

しかしこの肩の痛みをかかえて1日過ごすとなると何も為せずひたすら辛いだけ……

自分で解決することができそうにないなら、人に頼むしかない。

 

よし。

 

人生で初めてマッサージ屋さんに行ってみよう。

 

 

というわけで、

 

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株式会社グローバルスポーツ医学研究所

 

 

散歩がてら家から少し離れたてもみんさんに予約をして、すぐに来てもいいということでしたのでテクテクと痛む肩を引きずりマッサージ屋さんへと向かいました。

 

てもみんさんというと、スタァライトのオタクの皆さんには馴染みが深いお店だと思います。

何故なら現場の近くにほぼ毎回てもみんがあるので

 

たしか舞浜アンフィシアターにもあった気がします。

 

 

しかしここ最近の刺激のなさからつい衝動で予約してしまいましたが、僕はまだ20歳の貧乏大学生、普段からマッサージ屋さんなんて天の上のまた上です。

 

レックウザの住処くらい上の存在なので出かける先の候補にすら入っておらず、どんなところなのか全くわかりません。

 

多少ある知識といえば、全身にエッチな気分になるオイルを塗り込まれ、エッチなことをされてしまうという偏った知識だけ……

 

フィクションなのは分かっているのですが、無とそれしか頭の中にないと、どうしてもエッチな可能性があるのではないかとドキドキしてしまいます。

 

 

入店するとまず店員さんが出迎えてくれました。

紙を差し出され、注意事項を読んだのちにここに名前や電話番号などを書き込むようです。

 

あぁ、僕がこれから快楽堕ちしてしまったら「20歳大学生 初めてのマッサージ店で施術士の掌に感じてしまい……」というタイトルで売り出されてしまうのか、と不安な気持ちになりながら震える手で記入を終え、カウンターに向かいます。

 

受付を済ませ時間を注文すると(今回は初めてなので最短の30分1980円のコースにしました、知らない人と2人きりになるのは厳しいので)、

 

「お着替えが無料ですがいかがなさいますか?」

 

と店員さんが訪ねてきました。

 

しかし僕は知っています、こういうのは斜め下あたりにカメラが隠されておりお着替えのシーンまでバッチリ撮られてしまう……

 

「いえ、このままの服装で……」

 

「ではこちらへどうぞ」

 

ここ最近筋トレをサボっていたのでこんな身体を晒すわけにもいきません。

お着替えのシーンで好みの体型じゃないとそれだけで売れ行きに支障が生じますからね。あと先のことも考えて行動します。

 

 

連れられた先にはこんなベッドがありました。

 

 

(参考画像)

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マッサージベッド コンパクトマッサージベッド 折りたたみ 高...|リコメン堂インテリア館【ポンパレモール】

 

 

な、なんか穴が空いてる……

 

これはあれだ、テレビドラマ「JIN」で見たことあるぞ、コレラにかかった患者がその穴から寝たまま排泄ができるように用意された穴だ

要は排泄口です。

 

しかし何故ここにそれが?

 

……いえ、理由は分かります、おそらく気持ち良すぎて出ちゃうのでしょう。

 

マッサージとは未知の領域です。それくらい覚悟しておいた方が良さそうです。

 

するとここで施術士の方から、

 

「ベルトを外してこの箱にお入れください」

 

なんと

 

そんな……ベ、ベルトを?

 

ベルトを外したのでエッチなことをすると確信

僕は覚悟を決めました。

 

やべ、毛の手入れしてない……今大丈夫かな

 

少し不安な気持ちに駆られながらもベルトを箱入れると、今度は施術士の方が

 

「それではこの穴に顔を入れてうつぶせになってください」

 

 

 

 

 

 

 

えぇっ

 

排泄口に……顔を!!?!??

 

 

しかしそういう過程があったほうがめちゃくちゃにされた時により興奮するのでしょう、僕は覚悟を決めて穴から顔を出しました。

 

穴の下には紙が置いてあり、

 

『本日はご来店ありがとうございます♪

心ゆくまでゆっくりとご堪能ください。』

 

とメッセージが。

 

排泄口の下からこんなメッセージをよ……

 

僕が複雑な気持ちになっていると、「では始めますね〜」という言葉と共に、背中に謎の感覚が走りました、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツ、ツ、ツボを突かてる!!?!?

 

敵か!?

 

 

敵なのか!!?!?

 


普通にめちゃくちゃ痛い!

 

 

めちゃくちゃ痛い。

 

痛いけど施術士の方は平然とそれを背中全体へと施していきます。

 

なるほどこれがそういうものなのか、そもそも僕は肩の痛みをとりたかっただけなので背中へのマッサージは求めてなかったのですが、筋肉のつながりとかで必要なのかもしれません。

 

たびたび息が止まる思いをしながら背中のツボを押され続け、されるがまま全体を圧迫されていきました。

 

ちなみに事前に「痛かったらいつでもお声がけくださいね〜」とは言われているのですが、僕は初めてのラーメン屋に行ったらとりあえずほぼ全ての調理料をかわるがわる入れて味を確かめてみたいタイプ。

つまりせっかくなら最大限楽しみたい派なので、ここで力を弱めてもらっては勿体ないと思いそのまま続けてもらいました。

 

はじめは痛かったものの、次第に慣れてくるとだんだん気持ち良くなってきます。

 

肩甲骨の辺りをぐりぐりされたときは思わずよだれが垂れてしまいそうでしたが、ここで快楽堕ちしてはAV出演になだれ込んでしまうので頭の中で必死に

 

「就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活就活」

 

と思い浮かべて自我を保ちました。

 


そして背中からいったん腰まで下がった施術は、肩まわりへとやってきました。

 

朝からずっと痛かった方は刺激が加えられると、それはもう耳の痒いところにめんぼうが届くようで本当に

 

「あ♡」

 

となりました。いや声は我慢したんですけど、あの時の僕の表情にオノマトペをつけるなら「あ♡」以外あり得ません。

 

幸いベッドに空いた穴に顔を突っ込んでいたので人に見られることはなく安心して「あ♡」という顔をできたのですが、もし座っていた状態であれをされていたら僕は乙女のように両手で顔を覆い隠さなければならなかったでしょう。

 

しかしそう思ったのも、束の間、肩のマッサージ、アホほど痛たい

 

 

いや……え?

 

 

お金払って、お金払ってこんなに痛いことってあるんですか????

 

激痛。マジで、ほんとに、失恋した直後に親友が告白されて付き合うことになり、その相手が自分をフッた女の子だった時レベルの激痛

 

まあそんな甘酸っぱい思い出僕にはないんですけど

 

信じられないくらい痛いし、なんか施術士の方は首の周りにある細い骨を執拗にこねくり回してくる。

 

いや、骨はそんなにいじらなくていいです!!!、

 

す、筋を、筋肉を……!

 

とマジで痛すぎて

 

「すんません、ちょい、ちょいなんすけど痛いかもっす…………」

 

と喘ぎ声を漏らすと、

 

「わかりました、少し弱くしますね……というか、首回りめちゃくちゃ張ってますね

 

めちゃくちゃ張ってますね???

 

骨にその形容詞は使わないよな……

 

てことは、さっきから触られてる骨、もしかして

 

「この筋をほぐしていきますね」

 

筋だった……

 


この人めっちゃ骨触ってくるやんと思ったら、今までの生活で骨だと思ってたの、筋肉でした

 

筋肉でした……

 

僕は絵を描く時サイズの合っていないちゃぶ台で床に座って絵を描いています。

要は正しい姿勢ではない上にそれが長時間重なり身体に無理をきたしていたのでしょう。

 

僕の筋肉は自分の脳味噌が骨だと錯覚するレベルまで凝り固まってました。

そんなことってあるんだ。

 

というか前から流石に

 

「そこに骨があるのは人体としておかしくね?」

 

とは思ってましたから、ちょっとしたら答え合わせの気分でもありました。

でもそんなこと、筋肉を骨だと勘違いすることってあるんだ……


そういうわけだったので、残りの15分くらいは無限に肩揉んでもらいました。1年間毎日絵を描き続けて原稿も進めてた肩凝りが解されていきます。

はじめは痛かったけどだんだん楽になってきて、後半はやはり「あ♡」という顔をしてました。

 

終わり際に一瞬、頭のマッサージもありました。

なんで頭?と思ったけど美容院とかでもやってくれるし、ここにも僕が知らないだけで筋肉が通っているのでしょう。

 

少し痛いけど気持ちいい感覚に、

 

「IQがあがる〜♡」

 

と思いながらやはり「あ♡」という顔をしてましたが、多分賢い人は「IQがあがる〜♡」とか考えないのであの時の僕は完全にアホな頭になってました。

 

最後は体を起こし、めまいのする視界を落ち着けつつ背中や肩をぱちぱち優しく叩いてくれました。

 

最後に、なんと、孫みたいなムーブ

 

マッサージガチ勢の孫じゃん

 

たすかる


そうして最終的には骨だと思ってた筋がプリンになり、僕の初めてのマッサージは終了しました。


一瞬で過ぎた〜とは思わなかったけど、全然苦じゃない30分

 

痛いのに気持ちよかった

 

独特の時間の経過の仕方でした。

 

20年しか生きていない僕には完全に新鮮な感覚

 

お店を出るとさっきとは比べものにならないほど身体が軽く、リュックサックを下ろしたように軽やかに肩が動きました。

絵を描き始めてからこんなに肩に何も感じない状態なかったな。

 

人間の方の可動域に感動しました。

 

 

そして家に帰り、少し迷ってからまた絵を描き始めたので今度は音を立てて肩が凝り固まっていく感覚を覚えているのですが、なんとてもみんさんは初回の方には次回15分延長無料券をプレゼントしており、スタンプカードを貯めると延長が無料でできるお得なお店。

 

また肩が凝り固まって限界になる前に行きたいと思います。

 

 

そんな感じで今日は何もないはずだったのが方の不調のおかげで新しい体験をすることができました。

 

自分には縁がないと思っていたマッサージ屋さんでしたが、いざ行ってみるととてもリーズナブルでいいところでした。

 

肩の健康のためならず、何も考えなくていい時間を得ることができるので精神的にもよさそうです。

 

機会を見つけてまた行けたらな〜と思います。

 

 

 

 

結論:マッサージ屋ではエッチなことはされない!

 

 

それでは。