今日の夕方、ニュースを見ていたら実家のある山口の映像が流れたのですが、その後ろでめちゃくちゃ聞き覚えのある鳥の鳴き声がして、
「秋じゃん」
と思い、セブンの廃棄弁当を食べながら郷愁にふけました。
芭蕉です。
さて、みなさんは配達員の方に半笑いで荷物を渡されたことはありますか?
僕はありますが……?
一応自慢構文を使ってみたのですが微塵も自慢になってませんね。続けます。
昨日の夜、またも注文した覚えがないのに荷物が届いたので
「結構前に応募したプリ☆チャンのおもちゃセットが当たったのかな?」
と思いウキウキで玄関の扉を開けると、
「こちらであってますか?笑」
と半笑いのヤマトの兄ちゃんが立ってました。
何故今日は半笑いなのだ、と思いながら荷物を確認すると、宛名に「芭蕉」
「あってますね笑」
僕も半笑いになっちゃいました。
印鑑を押して荷物を受け取り、早速確認……
またサイズの割にめちゃくちゃ軽いな。
今度はやれば食べられるものではなくて完全に食べられないものがいいな。
また緩衝材ばっかりだ……
おや。赤ワイン色のステキなラッピングです。
大人なアイテムでしょうか。おっぱいボール的な。
作画資料?
おっぱいボールでしょうか。
開けます。
哺乳瓶
哺乳瓶
哺乳瓶?
人に「作画資料用です」って言って哺乳瓶渡す人、いる?
いました。
哺乳瓶もらっちゃったよ。
いや〜
東京に住んでる一人暮らしの男子大学生で哺乳瓶持ってる人、いる?
たぶんよほど特殊な状況でない限りあまりないと思います。
よほど特殊な状況の一例を挙げると、僕です。
しかし僕は哺乳瓶を描く必要があるような幼児プレイの絵を描いたことはありませんし、「赤ちゃんになっちゃった!」系の漫画を描いたこともありません。
作画資料にはとりあえず使う予定が立たないので仕方ない、
使うか。
使いましょう。
哺乳瓶とは19年ほど前にお別れした身分の僕ではありますが、第1期のキャラがファイナルシーズンに登場するとこみ上げてくるものがあるように、20歳で0〜1歳の頃のアイテムを使うともしかしたら目頭が熱くなってくるかもしれません。
とりあえず説明書を読んでみましょう。
……ん?
哺乳瓶って乳首の種類があるんだ。
そういえばAmazonのページにも「3ヶ月から」みたいなの書いてあった覚えあるな……
なるほど、哺乳瓶はとにかく清潔に保たなければならないようです。
そりゃそうか。
赤ちゃんは女性と同じくらいデリケートな生き物です。丁重に扱う必要がありますからね。
でもせっかくだし少し興味があるので、消毒する前に少しだけ、
乳首こねてみました。
乳首こねてみました。
……乳首、こねてみした。
こんなに情けない気持ちになったの、何年振りでしょうか。
喉から乾いた笑いが出てきて、先ほどとは違う意味で目頭が熱くなってしまいました。
でも少しだけ感触がリアル(リアル?)で、ほんの少しですがそういう時のとこを思い出し、ほんとマジで少しですがそういう気分になってしまいました。
あの瞬間、いろんな点を加味した上で、もっとも気持ち悪かった人間は、恐らく僕です。
たぶんあの瞬間アパートの部屋に警察が家宅捜査にやってきていたら、僕は黙って自分から手錠をかけてもらいに行っていたことだと思います。
しかし気持ち悪い自分を思い返していては余計な思い出まで(例:水泳の授業があってパンツを忘れていったので仕方なくノーパンで全校生徒の前で生徒会長挨拶をした時のことなど)思い出してしまいそうなので、さっさと煮沸消毒のくだりに進みます。
今現在大きな鍋はおでん(5日目)に使っているので土鍋で煮沸消毒……
たぶんこの築50年越えてるこのアパートで土鍋で哺乳瓶を煮沸消毒した大学生、僕が初めてじゃないかな。
そして煮沸消毒してる間に哺乳瓶に入れて飲むものを探したのですが、残念ながら僕は普段から牛乳を飲む習慣がありません。
ですので家にミルクはない、そしてカクテルの練習用のもの以外にはジュースもない……でも水は面白くない……
そこで妥協に妥協を重ねた結果、家にあるせめてもの嗜好品で我慢することにしました。
へぇ。君らが並ぶことってあるんだ。
しかしキンキンに冷えたビールは恐らく哺乳瓶には適さない。
ミルクは人肌の温度がいちばんといいますので、ここはこうしておきましょう。
僕がさっきまで寝ていた布団で、ビールには僕と同じ温度になってもらいます。
とっさに聞かせられる子守唄を持っていなかったので、ライブラリの中からパッと見つかったゆっくりめの曲を聴かせてビールには夢見気分になってもらいましょう。
さて準備は整いました。
哺乳瓶にビールを注ぎます。
思ったより泡立たなかったな。
(どう頑張っても反射を抑えられなかったのでめちゃくちゃ部屋が写ってます。たぶん僕も写ってるので僕のファン以外はあまり見つめないでください。)
なんか最悪なアレに見えないこともありませんが、とりあえず飲んでみます。
……いえ、吸ってみます。
感想.
めちゃくちゃ吸えない
めちゃくちゃ吸えない。
赤ちゃんのあの小さなお口で飲むものなので当たり前といえば当たり前なのですが、マジで全然入ってこない。
吸っても吸っても岩から滲み出る源泉レベルしか出てこない。
哺乳瓶、「努力は報われない」のめちゃくちゃ極端な縮図です。
しかし注いだものは仕方ないので、0歳の乳児よりも必死に乳首に吸い付きましたが、結局あの量のミルク、もといビールを飲み干すのに20分かかりました。
もうね、吸ったそばから全部泡。
ビールの喉越しとかそういうのないです。
しゃーない。これは赤ちゃんではなく僕が使うためのもの。
こうしてしまいましょう。
乳首、拡大……
もう絵面からしてアウトですが、いちばん悲惨だったのは
「どうやったら乳首の穴って広がるんだろう」
と悩んでいた僕の頭です。
そして思いついたのが押しピン乳首。
多分この先、一生「どうやったら乳首の穴って広がるんだろう」と悩むことはないと思います。思いたいです。
では押しピンで広げた僕の乳首の吸い心地はどのようなものでしょうか。
次はこれで試してみます。
alpaca……🦙
増税前のチャンスらしいんで赤ワインも買っておきました。
(ちなみにこの画像が暗いのは、この写真を撮った時ちょうどお風呂上がりだったので反射すると"マジで裸の僕"が写っていた可能性があるため、それを防ぐために暗くしてます。間違っても拡大しないでください。マジで)
ワインって度数強いんで飲むと急に酔っちゃうからあまり飲まないようにしてるんですけど、ぶっちゃけかなり好きです。
かなり好きなものをかなり好きなもので(乳首)で飲めばきっとそれはとても素敵なことでしょう。
気色悪いですね。
ちなみに僕は哺乳瓶にワインを注いだことはありませんが、少し前にアルバイトで結婚式のウェイターをしていたのでワインを注ぐのには自信があります。
テーブルマナーからワインの飲み方注ぎ方まで習ったのです。
僕なら赤ちゃんにだって華麗にワインを注ぐことができますよ。
バイトしてたの、一年くらい前だし仕方ないね。
さあ、また出来上がったのはおよそ最悪の哺乳瓶とその中の液体です。
初見でこの液体の正体を当てられる人ほとんどいないんじゃないですかね。
もし僕が友達に
「これ昨日撮った写真なんだけど、中身な〜んだ?」
と聞かれたら、すぐに友達を辞めると思います。
さて、好きな飲み物を入れて乳首穴を広げた哺乳瓶ワインのお味、いかがでしょうか。
左手で時計回りを描き、くるくると回して香りを味わいながら(匂えないけど)いざ飲んで、……いえ吸ってみます。
感想.
乳首広がってなかった
乳首広がってなかった。
僕が思ってるより乳首って強いのかも。
乳首って強いのかも。
この日記を書いていなければこのワードを生み出すこともありませんでした。今は少し後悔しています。
そして肝心のワインはまたチョロチョロとしか吸えないので、あのワイン独特の強めの香りがバンバン襲ってきてむせる。
むせちゃって全然飲めません。
結局これも30分くらいかけて飲み干したので、今めちゃくちゃ悪酔いしてると思います。
たぶんだけど哺乳瓶、ワインを飲むための道具ではありませんね(正解!)。
さて、今日はは せや!駄菓子!! さんから頂いた哺乳瓶で思う存分遊んだ日記を書きました。
哺乳瓶で遊んだ日記って字面、かなりヤバいやつみたいですね。
まあこの日記を読んだ上で
「この人は普通に大丈夫な人だよ」
と胸を張って庇ってくれる方が何人いるかは考えたくもありませんが、おそらくフォロワーなら庇ってくれるでしょう。
……庇ってくれるよね?
😭